先日、学校で、長女がピアノを演奏する機会がありました。Primary Schoolの全校生徒の前で、課外活動で楽器を習っている子ども達が演奏を順に披露するというものです。
長女がピアノを習い始めたのは他の参加者よりもかなり遅く、4月下旬でした。そして我が家がピアノを購入したのは5月半ば。スーパー超ド初心者だったので、我が家は辞退しようかと話をしていたのですが、長女が「やる!」というので、参加させてみました。結果はそつなくこなすことができ、たくさんの拍手と褒め言葉をいただきました。
発表会前、長女のピアノ練習につきあいながら、面白いことに気づきました。それは、彼女が、ドレミとCDE、両方で音階をとれること。
たとえば、「ドレミの歌」、私は♪ド~レミ~ドミ~ドミ~♪でしか歌えませんが、彼女はこれに加え、♪CD~E~CE~CE~♪でも歌えるんですね。私が「ドレミの歌」をCDEで歌おうとすると、「えーと、ドはCだから・・・」と頭のなかで「翻訳」が必要になります。そして「翻訳」に時間がかかりすぎて、まともに歌えない。これが長女の場合、この「翻訳」作業が不要なわけです。Cはこの音、ドも同じ音と、本能的に分かっているようです。いわば、音のバイリンガル?
また、長女の先生いわく、”She can read music!”とのこと 。どういう意味かと聞いたところ、ピアノを習い始めた子には、メロディーを一生けん命覚えてそれを再現しようとするタイプの子と、譜面を読んでそれを再現しようとするタイプの子がいるようです。小さい子どもの場合、そもそも譜面を読むのは難しく、大半が前者のタイプだそうですが、長女は後者なんだとか。確かに長女の場合、日本語も英語も、「目で理解する」(reading)能力に長けているのですが、音楽に対してもこの特徴が現れているようです。
ちなみに、長女は、ドイツ語圏で、イタリア人の先生から、英語でピアノを習っています。イタリアは「ドレミ」だったと思うんですけど、レッスンは英語なので、CDEを使っているようです。もう少しドイツ語が上手になったら、ドイツ語で習わせてみるのも面白いかな~なんて思っています。
