教育に関する雑考

読書の感動をシェアする

日本の小学校の夏の宿題の定番といえば、読書感想文。

これ、私は昔から好きではありませんでした。本を読んで感動することはあっても、それをシェアしたいかというと、ケース・バイ・ケースだと思うのです。にもかかわらずシェアを強要されるという点、なんだか納得がいきませんでした。それから、大人から褒められる読書感想文にするには、大人受けのする筋書きで感動を「作り上げる」作業が必要になるわけで、それもすごく面倒だしアホらしいと感じていました。


子ども達のインターでは、日本のような読書感想文はありません。ただ、IBインターのPYPの中心となるUnits of Inquiryという総合科目では、毎年必ず、”How we express ourselves“といテーマを約2か月かけて集中的に勉強することになっており、このなかで、自分の感動や経験を他の人とシェアする方法を学んでいます。

下の写真は、長女が、「ココロ屋」という本を読んで作ったもの。有名な本ではありませんが、長女いわく、最近読んだ日本語の本のなかでは一番感動したとのこと、読んだあとに一生懸命この切り絵を作っていました。ココロ屋のカウンターにたくさんの心が入った瓶が並んでいる様子を描いたそうです。

kokoro
長女の絵を見て思ったのは、感動を表す手段はひとつではないということ。絵でもいいし、音楽でもいい。ダンスなんていうのも面白いかも。「文章」もひとつの表現手段ではあるけど、なぜ「感想文」でなければいけないんだろう。物語りの続編を書くのもいいでしょうし、書評形式で書くのも面白いと思うんですけどね。

日本の夏休みの宿題も、「読書感想文」じゃなくて、「読書感想ホニャララ」(※ホニャララ部分は生徒が決めてOK)にすれば面白いのにな~なんて、勝手なことを思ってしまいました。

 

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