長女にそろそろ新しいシリーズ本を読ませてみようかと思い立ち、次の2冊を、長女の目のつくところにさりげなく並べておいてみました。
一冊は、「ハリー・ポッター」の第1巻。もう一冊は、「グレッグのダメ日記」ことDiary of a Wimpy Kidの第1巻。
難易度はどちらも同じくらい。ただし、活字ばかりのハリー・ポッターより、漫画チックな挿絵が満載のWinpy Kidの方が、子どもにはとっつきやすそう。Wimpy Kidsの方が、字も大きいです。知名度は、ハリー・ポッターの方が上ですね。「ダメ日記」もベストセラーではありますが、ハリー・ポッターに比べると、知名度はいまいちでしょうか。挿絵は両方とも・・・ちょっと垢ぬけない系。(・・・失礼!)
ここはおそらく普通の子どもだったら迷わず「ハリー・ポッター!!」なのでしょうが、実はうちの長女、ハリー・ポッターの映画にあまり興味を示さない子どもだったのです。第1作を見て、おしまい。続編があることは知っていましたが、見たいというリクエストはありませんでした。それが1年くらい前のこと。「ハリー・ポッター」英語版は、大人の本棚に全巻そろっているのですが、いままで見向きもせずでした。
はてさて、彼女はどちらを選ぶのか・・・。(あるいは両方拒否とか?)
※ちなみに難易度を比較すると以下のような感じです。Lexileで見るとWimpy Kidsの方がやや難易度高しですが、Guided ReadingだとHarry Potterの方が難易度が高いという結果になっています。DRAは両方同じ50。
Harry Potter and the Sorcerer’s Stone
Interest Level: Grades 3 – 7
Reading Level: Grade level Equivalent: 6
Lexile® Measure:880L
DRA: 50
Guided Reading: V
Diary of a Wimpy Kid: A Novel in Cartoons
Interest Level:Grades 3 – 8
Reading Level: Grade level Equivalent: 5.2
Lexile® Measure:950L
DRA: 50
Guided Reading: T
さて結果ですが、長女が選んだのは、
「ハリー・ポッター」でした。
黙々と「ハリー・ポッター」を読む彼女に、「どうしてそっちを選んだの?」と選んだら、「最初のページにダールみたいって書いてあったから、面白そうだなって思って。」との答えが。何のことかと思って長女に本を見せてもらったら、巻頭に以下のような書評が掲載されていました。
Much like Roald Dahl, J. K. Rowling has a gift for keeping the emotions, fears and triumphs of her characters on a human scale, even while the supernatural is popping out all over. (NY Times)
Readers are in for a delightful romp with this award-winning debut from a British author who dances in the footsteps of P.L. Travers and Roald Dahl. (Publishers Weekly)
これを読んで、Dahl好きの長女は、「あ、この本は自分に合う!」と直感したのだそうです。
そっか、いまはハリポタはハリポタですけど、この作品がはじめて世に出たころには、「まるでRoald Dahlだ!」と思った人が多かったんですね。なんだか不思議な感じがしますね。
あと、巻頭の書評なんて、面倒で今まで読んだことががなかったですが、これをまじめに読む人も、世の中にはいるんですね。。。
というわけで、Wimpyの方にも興味を持ったようですが、とりあえずハリポタから行くことにしたようです。
そんなわけで、ついに禁断の「ハリポタワールド」へ足を踏み入れた長女でした。
2巻以降のハリポタをどこまで今の長女に与えるかは、悩ましいところです。聞くところによれば、最初の2巻くらいまでは英語も易しいものの、その後は英語が徐々に難しくなるとか。途中で英語の難しさについていけなくなって挫折するのは勿体ないので、無理のないところまで読ませて、あとは保留にしておこうかと思っています。とはいっても、読みだしたらやっぱり続きが気になってしまいますよね。どうしよう。このあたりは色々なサイトで様々な議論があるようなので、もう少しじっくり調べた上で、別記事にしようと思います。