うちの次女は、すごく気に入った本があると、わざわざ図書室から借りてきて、それを私に読み聞かせしてくれます。私が選ばないような本を選んでくるので、「今度はこの本か!」といつも驚かされます。
今日はそんな次女お薦めの本から、一冊ご紹介したいと思います。今回の本は、みんな大好き、トイレネタです。
Story of Toilets, Telephones & Other Useful Inventionsというタイトルの本で、Usborneから出ています。
Book bandはゴールド。すなわち、ORTでいえばステージ9と同程度の難易度です。
メインのお話はトイレの歴史ですが、そのほか、電話、冷凍食品、サッカーのネット、安全カミソリについて、発明の歴史が解説されています。
内容の一部を紹介すると、こんな感じ。
・ローマでは公衆トイレがあって、長い石に穴を開けたトイレで用を足しながら、色々な人と世間話をする習わしだった。すなわちトイレは一種の社交場だった。(←これが本当の臭い仲?)
・中世の城や砦では、周囲の堀に汚物を捨てて、臭いにおいで敵を寄せ付けないようにしていた。(←ほんとかいな!)
・中世では汚物を家の窓から目の前の道路に捨てることが多く、通行人との「事故」がよく起きた。通りの匂いもひどかった。そこで英国のエドワード3世は、トイレ法を作って、解決を試みた。
こちらがローマの公衆トイレのページ。皆が仲良く腰かけているベンチのようなものがトイレだそうです。
Usborneの児童書はノンフィクションが充実していて、学校の図書室にもいろいろあるのですが、これまで読んだなかで次女が一番食いついていたのは、間違いなくこの本でした。1ページ読むごとに大興奮。トイレネタ、最強ですね。時代による羞恥心の移り変わりなども感じられ、大人が読んでも面白いです。
全48ページ中、トイレの章は15ページ。個人的にはもっとトイレの歴史について深く書いてほしかった!と思いますが、他の章も面白いです。子どもが食いつくノンフィクションとして、お薦めできると思います。
興味を持たれた方は、是非読んでみてくださいね。