インター入学後、1年3か月目の記録です。
まずは長女。ここ数か月でreadingの力がついてきたのを感じます。今月長女が読んだ本からいくつかピックアップすると、以下のような感じ。授業でRoald DahlとShel Silversteinを取り上げたので、今月はこの二人の本が多かったですね。内容をどの程度理解しているのかはよくわかりませんが、いつの間にか学年相当の本をそれなりのスピードで読むようになっていました。去年の今頃は簡単な絵本をヒーヒー言いながら読んでいたように思うので、大きな進歩です。
writingも、かなりのスピードで長い文章を書くようになってきました。スペルミスや文法のミスは多いのですが、英語の文章を書くこと自体は苦にならないようです。ちなみに、handwritingのドリルをやったわりには、字は汚くて読みにくいです。日本の学校だと注意されそうなレベルです(汗)。
listeningは問題なしですが、speakingは、積極的に思ったことをどんどん発言するクラスメイトに比べると、数歩遅れている感じです。これは英語力というよりも本人のキャラクターの問題かもしれません。友達とはべらべらしゃべっているのに、先生に指名されて”what do you think?”と聞かれると、「うーん」と考え込んでしまう。言葉が出るまで少し時間がかかりますし、自分の意見を言うときにはムニャムニャと自信なさげです。もうちょっとテンポよくハキハキと受け答えができるようになるといいなと思います。
次女の方も、readingについては順調に力がついているなと感じます。私が図書室でボランティアをするようになり、英語の本をたくさん借りて来るようになったことが影響しているのかな。この1か月は特に英語本の読書量が多かったです。たぶん80冊以上読んだのではないでしょうか。はじめてChapter bookも読みました。記念すべき第一号のChapter bookは、Jacqueline WilsonのThe Dinosaur’s Packed Lunchという本でした。学校の図書室にあるORTはかなり読んでしまったので、最近はUsborneのyoung reading seriesが増えています。(ちなみにこのシリーズの本、English Learner’s Edition
というものがあり、CD付で1000円ちょっとと手ごろな値段ですので、おうち英語にも使えると思います。)
Speakingはまだまだで、クラスで手を挙げて発言するのはMathの授業のみの模様。ただ、EAL(ノンネイティブ向けの英語クラス)の先生からは、「最近EALではかなりたくさん話すようになったわよ!」との言葉がありました。たまに私が英語で話しかけてみると、英語で返ってきますが、言葉を選んで考えながらゆっくりゆっくり話をしているような感じです。
Speakingがいまいちなので、学校の授業の内容を分かっているのかなーと不安に思ったのですが、これは理解しているようです。次女のクラスでは、最近、先生がRoald DahlのMatildaやThe Twits
を読んでくれているようなのですが、面白い展開になると帰宅してから興奮気味にあらすじを私に説明してくれます。
次女の周囲の子ども達をみていると、ヨーロッパ人は英語を話し始めるのがかなり早く、半年前に入学してきた子ども達が次女よりもはるかに流暢に英語を話せるようになっていて、びっくりすることがあります。ただ、話せる=読めるとは限らず、ペラペラと流暢に話をしている子が全く本を読めなかったりして、そのことにまたびっくりしたりします。母語が英語に近い言語系の子どもはやはり有利だし、また子どもの性格や環境によっても、どの能力が先に伸びるか、かなり違うんですよね。苦手分野を克服することももちろん必要ですが、私が彼女のspeaking能力を伸ばしてあげるのは難しいので、家庭では引き続き、得意な分野を伸ばす=readingに注力していきたいと思っています。