ドイツ語の学習と英語への影響:1か月経過

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我が家が住むのはドイツ語圏のため、EAL(ノンネイティブのための英語のクラス)を卒業した子ども達は次にドイツ語を勉強します。

長女は昨年12月にEALを卒業し、現在は週5コマ、英語でドイツ語を勉強しています。今後は、英語力だけでなく、ドイツ語の習得状況や英語に与える影響についても、定期的にレポートしていければと思っています。

EAL継続か、ドイツ語コースか

昨年11月に長女のEAL卒業を言い渡されたときには、うれしかったことはうれしかったのですが、一方で「え、これから英語どうしよう?」という戸惑いも大きかったです。とりあえず授業についていけるだけの英語力はついたけど、ネイティブレベルには程遠い。第二外国語のドイツ語をはじめるよりも、英語のブラッシュアップに力を入れるべきなのではないか。英語とドイツ語とで文法や語彙の混同が生じて、英語力の上達を阻害することにはならないのか。長女に過度の負担をかけることにならないのか。

色々な疑問があり、担任の先生、EALの先生、教頭先生と話をしました。結果としては3人とも「ドイツ語にチャレンジすべき」ということでした。ちなみに先生方のコメントはみなさんだいたい変わりなく、以下のような感じでした。

・長女がEALにいても、もはや新しく学ぶことは少ない。
・EALがなくとも、学校の授業のなかで徐々にネイティブに近づくので、心配不要。
・ドイツ語学習は子どもにもプラスになるのでチャレンジしてほしい。
・むしろご家庭では母語の日本語の維持に特に気を付けてほしい。

以上のような先生たちのご意見に加え、本人もドイツ語学習に前向きだったことから、1月からドイツ語クラスに移行しました。

 

ドイツ語学習開始 1か月経過した時点での状況

私自身がドイツ語を話せないため、子どものドイツ語能力のレベルを判定するのは難しいのですが、おそらく、英語でいえば、まだ中1の1学期くらいのレベルではないかと思います。授業では、基本的な単語や構文などを少しずつ習っているようです。周囲にはドイツ語を母語とするお子さんが比較的多いので、外で同年代の子どもと遊ぶ時に使うような2語文や3語文であれば理解できることもあるようですが、少し複雑になるとお手上げのようです。

英語とドイツ語の混同は起きていません。これはまだ彼女のドイツ語のレベルが低いことが原因と思いますので、もう少し様子を見ないとどうだかはよくわからないですね。

それからちょっとびっくりしたのが、長女が「ドイツ語の授業が全部の授業のなかで一番楽しい!!」と言っていること。ドイツ語クラスのなかでは当然ながらドイツ語レベルは最下層なので、嫌になるのではと心配していたのですが、杞憂でした。必要性に迫られて勉強せざるを得なかった英語に比べて、ドイツ語はさしたるプレッシャーもなく勉強しているので、楽しいのかな。それとも、新しい言葉を学ぶこと自体に、好奇心を刺激されているのでしょうか。いずれにせよ本人が楽しいならよかったです。
「ドイツ語なんてやってるひまがあったらもっと英語をやったら?」という自問自答は、私のなかでまだ続いている状況ですが、子どもが「楽しい!」と言うなら、いいのかな。ドイツ語は帰国後の維持が困難なので、上達を目指すのではなく、新しいものを学ぶことへのチャレンジととらえた方がいいのかもしれないなと思っています。

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