うちの子ども達は二人ともお絵かきが大好き。お絵かきをしながら英語の勉強ができればいいなと以前から思っていました。
長女がまだ小さかったころ、リップルキッズパークというオンライン英会話を利用していて、絵が得意というフィリピン人の先生から英会話を習っていました。なかなかPCの前にじっと座っていられないわが子でも、お絵かきとなれば話は別で、毎回真剣に(というか必死に?)取り組んでいました。その先生が大人気になってしまってなかなか予約が取れなくなってしまったので、結局リップルはやめてしまったけど、あのレッスンはすごくよかったです。(ちなみにその先生はまだいらっしゃるので、興味のある方は探してみてくださいね!プロフィールに「音楽と絵画が大好き」と書いていらっしゃる先生です。)
さて前置きが長くなりましたが、今回はお絵かきが好きな子どもに向いている英語の本を紹介してみようと思います。drawingと英語が両方学べるいい本って、探すのが結構難しい。例えばアメリカのamazonでも日本のamazonの洋書部門でも、子どものdrawingで現在1位になっているのはHarry Potter Coloring Bookというハリー・ポッターの塗り絵です。とても素敵な塗り絵ですが、ほとんど文字がなく、英語の勉強にはなりません。
以下、長女が学校の図書室から借りてきた本で、私がいいなと思った本を2冊ほど紹介します。いずれも小学生向きですが、大人でもそれなりに楽しめます。
一冊目はまずこちら。Usborneが出しているPocket Artist. (First Reading Level Two)という本です。
全部で12章からなるこの本では、人の描き方、動物の描き方、恐竜の描き方などが丁寧に解説されています。おばけの描き方の章では、日本のおばけも紹介されていて、ちょっとびっくり。もともとは章ごとにバラバラに「how to draw ○○」として出版されていたものをひとつにまとめた本のようです。描き方も色々勉強になりますが、たとえば日本のおばけがどんなものかといった解説も書かれていて、readingの勉強にもなります。あと、たとえば建物の描き方の部分などでは、見えない部分はどのように描くかというようなことも説明されていて、算数の図形の勉強にもつながりそうです。
あと、みみっちい話で恐縮ですが、ページ数が約300頁と分厚い割には値段が安いので、お得感があります。学校の図書室にあるので見たくなれば図書室に行けばいいんですが、どっちかというと描きたいものが出たときに見る辞書的な立ち位置の本だと思うので、自宅用にも購入しました。
2冊目はこちら。You Can Draw Anythingという本です。
オーストラリアの有名なイラストレーターの方が書いた本だそうです。Pocket Artistが全ページカラーなのに対して、こっちは白黒でシックな感じです。内容もウィットに富んでいます。アマゾンの「なか見!検索」で一部読めますので、興味を持たれた方は見てみてくださいね。
本でdrawingのコツを学んでから、長女は私よりも上手に、バランスがとれたいい絵を描くようになってきた気がしています。アートを英語で勉強しているのか、英語をアートで勉強しているのか、ちょっとよくわからない状態ですが、こういう風に本人が勉強とは思わない形で色々なものを吸収していけるといいなと思います。