教育に関する雑考

アメリカの大学の学費

今年もUS News & Word Reportの大学ランキングが発表されました。

アメリカ人はこの種の大学ランキングが大好き。
TOP30くらいまでの大学だと、順位に変動があっても1つか2つくらいで、大きな変化はないのですが、ひとつでも順位があがるとみんな大喜び。下がるとシーンとしています。で、次の年ひとつあがって一昨年と同じ順位になったりすると、「ランキングがあがった!」とまた大騒ぎ。今年は私の出身校が1つランキングがあがったので、FaceBookが朝からにぎやかで、それで今年のランキングが発表されたことを知った次第です。

ランキング自体は毎年それほど変動はないので、あまり興味はないのですが、個人的には子どもの将来を考えて学費の相場を把握しておきたいので、その点を重点的に見ています。US Newsのランキングは学費も横に書いてあるので見やすいです(Table Viewというページが一番分かりやすいかな)。ですが、毎度その金額をみては、ため息。私立だとだいたい年間50,000$弱かかりますね。日本円換算で600万円くらいでしょうか。10年位前は40,000$くらいで、それでも高い高い高すぎると思っていましたが、そこからさらに値上がりしているような。これ、どこまで上がるんでしょう(汗)ちなみに公立だと安いのではと思われるかもしれませんが、アメリカのトップ大学には公立大学が少ない上、数少ない公立大学はたいてい州立なので、州外からの場合は私立並みに高いのです。例えば公立トップのUC Berkeleyの場合、in-state: $13,432, out-of-state: $38,140ですね。

アメリカ人の場合、奨学金を利用して通うケースも多いですが、トップ大学で奨学金を得るのは至難の業。さらに外国人ともなれば、奨学金を得られる可能性はとても低くなります。なので奨学金を得ること前提で大学選びをするのは現実的ではないと思います。

さらに、生活費の負担も考える必要があります。生活費はエリアによってかなり違いますが、NYのマンハッタンにキャンパスがあるNYUやコロンビア大学の場合、寮代のみで月30万円くらい。公立のUC Berkeleyも物価が高いSFエリアにあるため寮代が20万円くらい。また、日本だと、実家からの仕送り+バイト代で生活している大学生が多いですが、アメリカの大学は授業についていくが大変なので、がっつりアルバイトをしているという話はあまり聞きません。長期休暇中はインターンをしたりしますが、これも無償だったりすることが結構多いようです。なので生活費は全額親が負担してあげる前提で検討しなければならないと思います。

そんなわけで、子どもをアメリカの大学に行かせるなら、年間700~1000万円くらいの出費を覚悟しなければなりません。自分としては、子どもにアメリカ留学を経験させてあげたいなと思っていますが、やっぱりこの金額を見ると、大学4年間をアメリカで過ごさせるのは、うちには難しいな~と思ってしまいます。

色々考えると、日本の大学に行かせて、交換留学でアメリカへというのが、一番現実的な路線かな。周囲の賢いご家庭をみると、最近はシンガポールやカナダの大学を選んでいる方も散見されるので、そういう選択肢もありかもしれません。コミュニティカレッジからUC系(UCB&UCLA)への編入を狙うという方法もありますが、コストのほか、編入できなかったらどうなっちゃうのかしらという点が心配です。

最近は日本国内でもインターナショナルスクールに子どもを通わせる日本人家庭が増えていますが、「年間200万円くらいの学費なら」というスタンスの方が多いのが気になります。教育費が大変なのは卒業後なんですよね。多くの同級生がアメリカの大学への進学を目指すなか、「学費がきついから日本の大学へ」というのは、子どもがちょっとかわいそうな気がします。IB取得で入ることができる日本の大学はまださほど多くはないので、その点もネックになりますね。なので、インターに子どもを入れる際には、「子どもが大学に進学する12年後に年間1000万円くらいの教育費を負担できるかどうか」という観点から、検討をされた方がよいのではと個人的には思います。

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