お友達の子供が通っていて、話を聞いていて最近興味を持ち始めたのが、どんぐり倶楽部です。
どんぐり倶楽部は、今までの学習塾や公文などとはちょっと違い、学力をつけるというより、思考力をつける点に焦点が置かれています。このため、勉強の内容も、他の学習塾や公文などとはかなり違うようです。たとえば国語の場合、漢字を覚える際に何度も書かせたりしません。じっと漢字をみたあと、目を閉じて、映像として頭の中に浮かび上がらせるというステップを繰り返して覚えさせ、最後に一度だけ確認のために書かせるそうです。算数も、計算問題などはほとんどなく、文章題が中心です。A4一枚のプリントの上の方に文章題が書いてあって、下の余白の部分に図を書いて思考過程をビジュアル化しながら答えを求めていくかんじのようです。
どんぐり倶楽部の学習スタイルは、いわば公文の対局にあるので、どんぐり倶楽部と公文とどっちが優れているのかという形で議論になることもあるようです。でも、どうなんだろう?両方いいところがあるように私は思います。たとえば野球だって、バットの素振りや投球練習で基礎的な動きを習得した上で、実際に試合をやってスキルを磨いていきますよね。勉強だっておなじなんじゃないかしら。基礎練習も必要だし、それを実戦でつかってみることも必要だと思うのです。
我が家の場合、長女があと1年くらいで公文の算数の小学校過程(F)を終了しそうなので、その後はどんぐり倶楽部のプリントをはじめてみようかなと思っています。公文の算数は現時点ではG以降に進む必要はないと考えています。方程式を教えてしまうと、○○算の類を方程式で解くようになってしまって、算数の文章題を考えて解く力が養われないと思うからです(これは私自身が中学受験をした際に、周囲の公文経験者をみていて感じたことです)。本当はどんぐり倶楽部のお教室に通えれば一番いいのかもしれないのですが、海外だと難しいので、自宅で頑張るしかないかな。
どんぐり倶楽部のHPは、正直いって見栄えはあまりよくないのですが、学習のヒントになるようなことが色々書いてあって、とても参考になりますので、興味を持たれた方はのぞいてみてくださいね。