9 - 11 years old, ひとりごと

北海道大学の入試問題にチャレンジしてみた件

ネットで話題になっていた北海道大学の今年の入試問題(前期の英語試験の3問目)。長女にチャレンジさせてみました。

日本人とフランス人の働き方の違いに関する文章を読んで、いくつかの設問に答えるというもの。最後の設問は日本人のワーク・ライフ・バランスについて70~100語でadvantageとdisadvantageを述べよというものなのですが、「日本人の働き方にadvantageなんてないだろ!」「難問だ。advantageなしと書くのが正解だな」などなど、色々な議論が巻き起こっていました。

長女に書かせてみたところ、advantageについては、なかなか出てこなかったので、「仕事を、勉強やピアノの練習に置き換えて考えてみてごらん。同じことだよ」と私が誘導しました。できあがったものをみると、「仕事に集中するからそれだけスキルの上達が早くなる」ということが書いてありました。

disadvantageについては、「忙しすぎて家族と過ごす時間がない。たとえば私が日本にいたとき、平日はmy parentsと一緒に夕食を食べることができなかった」と書いてありました。これに対してチューターの先生からは、「my parents? これだとお父さんもお母さんも夕食の時間に帰ってこれなかったことになるよ?」とのコメントが。「お父さんだけでしょ?だとしたらこの書き方は間違いよ」という趣旨だと思うのですが、実は我が家の場合、私もフルタイムで働いていたため、子どもたちは平日はジジババと一緒に夕食を食べていたのでした。なので、my parentsという書き方で間違いではないのです。当時は、仕事がある以上、それは仕方がないことだと思っていましたし、私が頑張って稼ぐことが家族の幸せにつながるのだと信じていましたが・・・夫が欧州赴任になり、毎日4人で夕食を食べるのが日常になってみると、日本での私たちの暮らしぶりはやはり普通じゃなかったのだなと改めて感じるようになりました。はてさて、日本に本帰国することになったら、どうしよう。

日本流の働き方については現在さまざまな議論がなされており、長期間労働を制限する法律の改正が検討されているほか、より柔軟な働き方を実現するための各種政策の提言などもなされています。それはそれで歓迎すべき流れだとは思いますが、個人的には、どれだけ立派な法制度をつくっても、「必死で長時間働くのは素晴らしいことだ」「仕事人たるもの、家庭より仕事を優先すべき」という人々の価値観が変わらない限り、焼石に水ではないかと思っています。諸悪の根源は、「俺、昨日も徹夜しちゃってさ~」「ほんと毎日忙しくて参っちゃうよ~」と、忙しさ自慢に忙しい人達ではないかと。

話が横にそれましたが、そんな感じで、問題文を読んで考えたことを親子で話し合ったりしてみました。

 

この入試問題、文章自体はさほど難しくないので、おそらく英検準2級くらいの力があればさっと解けるのではないかという気がします。(※我が家は英検を受けたことがなく、英検の各級のレベル感はよくわかっていないので、違っていたらごめんなさい。)ちなみに問題文は様々な予備校のHPに掲載されていますので、興味のある方は探してみてくださいね。(会員登録が必要ですのでリンクは貼らないでおきます)

「ワーク・ライフ・バランス」は子どもにはなじみのない、ちょっと難しいテーマですが、この北海道大学の入試問題では筆者の体験談という形で比較的分かりやすく記述されています。子どもといっしょに文章を読んで考える素材としていいなと思ったので、紹介してみました。

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